葡萄の森

恋の物語

源氏物語を読む

日本最古の恋物語

今回は日本の古典を代表する恋物語である源氏物語を紹介します。
源氏物語は平安中期に紫式部が書いた日本初の長編恋愛小説です。
文献初出は長保3年(1001年)で、この時点までには物語の大部分が既に書き記されていたといわれています。
これを書いている今は2008年なので、約1000年前の作品になります。
源氏物語を読んで気が付いたことは、千年前は社会や世相、恋愛の形など今とは違う部分も数多くありますが、恋愛という“感情”は普遍的で今も昔も変わらないものではないかということです。

千年の恋とロマン

千年の恋、まるで夢見がちな少女が語るような言葉ですが、それは確かに存在します。概念の中で。
源氏物語の登場人物の恋愛感情は、それが書かれた平安中期から多くの人間に読まれ、その中に認識として存在し、千年たった今でも儚さと慈しみの感情とともに、多くの人の中にも存在するからです。

源氏物語は全54帖より成り、なんと全部で100万文字にも及ぶほどの、驚くべき長さを持った小説です。
数多くの現代語訳も存在していますので、興味をもった方は読んでみてはいかがでしょうか。